ぼくの痔瘻が治るまで

痔瘻(痔ろう)の発症から手術入院そして完治まで。

「お尻」に「おでき」ができた方向けの痔瘻の知識

「お尻 おでき」と検索してみると

痔瘻 - Wikipedia

痔瘻(じろう、英: anal fistula)は、肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が出る疾患。肛門部に膿のトンネル(瘻管)が出来た状態のことを言う

 

 このブログに訪問される方は、ネットで検索して来られる方がほとんどであろう。『痔瘻』や『痔ろう』で検索されていることと思われる。私の場合はお尻にできたおできが痛くて痛くて、『お尻 おでき』で検索。いろいろ調べていくうちに「痔瘻だな…」と確信し、肛門科を受診したのだった。

 

典型的な痔瘻の症状

  1. 肛門の周囲がはれてズキズキとした痛みがある
  2. 発熱(38~39℃)がある
  3. おしりが熱をもっている
  4. おしりから、膿が出ている

(1)のおできができた時、恐らくほとんど方が最初の1回目は不思議に思うのではないか?おできが出来る原因や種類はいろいろある。原因は、お尻の摩擦や圧迫、不潔や栄養バランスの偏り、といろいろだ。種類にもニキビ、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)、粉瘤(ふんりゅう)といったもの。ニキビなら自然治癒が可能であるのだが、粉瘤は治療しないと完治しない。

私の場合、お尻のおできが破裂して痛みが自然と無くなった。そのまましばらく放置していると、2回目のおできができた。これは肛門周囲膿瘍が進みたまった膿が出ると症状は楽になるが、膿のトンネルができているので、常に膿が出ているのだ。2回目で「おや!おかしいぞ…」と思ってくる。私の場合は計3回おできができて、3回とも自壊した。3回めは「早く潰れないものか…」と祈っていた。

(2)の38~39℃の高熱。私の場合は3月に発熱した。インフルエンザのピークは超えたが、まだまだシーズンである。近所の内科に連れて行かれ、インフルエンザテストを受けるも陽性。喉の腫れなどもなく、抗生物質を処方されるのみ。抗生物質を飲み次の日は平熱に下る。そして翌日の夜にまた発熱。そして次に日の夜には平熱に下がる。なんとも摩訶不思議な発熱をしていたのだ。

(1)(2)が合わさると痔瘻の可能性がかなり高い。すぐに肛門科を受診するべきである。

おできは潰れるまで我慢する必要はない。できている状態であれば肛門科で切開排膿をしてくれるはずだ。私は切開未経験なので何とも言えばいが、経験者の方のブログを読ませてもらうと「痛い」らしい。ただ、痛みは切開する痛み。排膿後はとても楽になるとのこと。自壊するまで痛みに耐え続けるより、切開で楽になる方法をオススメする。

お尻のおでき対策

お尻におできができた場合(特に肛門の周り)は肛門科受診をオススメする。同時に痔瘻の診察も行ってもらえるためだ。通常のおできであれば皮膚科でも構わないのだが、肛門周辺のおできは痔瘻の可能性が高い。何事も早期治療で治癒も早くなる。