痔瘻の再発率
痔瘻の手術をしてから8ヶ月経過した。先生の完治宣言は術後75日目に出た。
術前に先生が仰っていたことに「術後の通院では再発の可能性が無いかを診ます」とのことだった。再発に関して詳しく聞くと、「現在の痔瘻は手術で完治するが、再発は0%ではない」とのことだった。
そこで痔瘻の再発率について考えてみる。
痔瘻もいろいろなタイプがあるので一概には言えないが、全ての痔瘻は手術でほぼ完治はする。「再発」と言っても、現在治療している痔瘻とは別の痔瘻が発症するのだ。風邪のように「完治してもまた別の要因で風邪をひく」といったイメージか。
痔瘻の再発率
気になる再発率は術式によって変わってくる。諸説あるので平均的な数字を調べると以下のようだ。
- 切開開放術
1%以下 - シートン法
約2%程 - 括約筋温存術(くりぬき法)
約10%
この数字を見ると「切開開放式かシートン式がいいのでは?」とも思うだろうが、術式は痔瘻の状態によって変わってくるので何とも言えないところなのだ。再発率ことがデメリットである高い括約筋温存術にもメリットがある。「肛門の変形や便漏れが少ない」こと。
Webサイトを開いている肛門科などでは、この術式を記載してくれているところがある。
「手術は○○式で行うことが多い」
これは患者の痔瘻の状態を診て、術式の選択が可能あれば「○○式」で行うということ。当院オススメの「○○式」で出来なければ、他の術式も選択するとの意味。こういった判断も肛門科の専門医に任せなければならないので、できるだけ経験豊かな先生の居る病院を選びたいもの。