ぼくの痔瘻が治るまで

痔瘻(痔ろう)の発症から手術入院そして完治まで。

Webでの病院選び

病院選びはじめの一歩

お尻のおできの件を妻に相談する。Google先生の診断結果も伝える。妻の仕事は元看護師、今は似たような仕事をしている。私の具合が悪くなると、かなりうるさく早期治療を勧めてくる。その割に、妻は病状をこじらせないと病院に行かないタイプ。厄介なタイプだ。

 

妻「とにかく病院に行け」と。

私「どこの病院の評判いい?」と。

妻「肛門科は分からない」と。

私「ちょっと調べてみるよ」と。

いきなり頓挫する。

そういえば2ch痔ろうスレのテンプレに「痔ろうの病院選び」があったと思いだす。

[痔ろうの病院選び]
日本大腸肛門病学会の認定施設から選ぶ方法(大腸系の総合病院含む)、
http://www.coloproctology.gr.jp/hospital/
臨床肛門病研究会の世話人一覧病院から選ぶ方法が推奨。
http://www.rinkoken.umin.jp/3.html
肛門疾患の治療は専門性が高く、奥が深いです。病院の規模より症例数を重視しましょう。

 いくつか絞り込み、妻に相談する。

妻「肛門科の専門医のいる病院に行くべし」

私「この2つに絞れる」

妻「後は医師との相性による」

 

医師と話したことも無いのに相性を重視って…。ウェブサイトの雰囲気から強引に相性を探ってみる。

二者択一の病院選び 

ここでは仮にA病院とB病院とする。

【A病院】

ウェブサイトは小綺麗にまとまっている。ちょっとヒネった独自ドメイン使用。院長先生の症例数5,000件ほど。トップページに「日本大腸肛門病学会修練施設」とある。(どこかのブログにあった「この表記がある病院がいい」との情報から)治療方法や施術方式の説明もある。テキストと写真&イラストで説明。入院施設あり。病室や施設の写真も豊富に掲載。

 

口コミは3件で要約するとこんな感じ。

「丁寧な診察と説明で待ち時間は長い」

「病室環境は綺麗で快適」

「女医さんによる女性患者限定のレディースデーが良い」

【B病院】

ウェブサイトは一昔前のデザイン。インターネット黎明期のよう。院長先生の症例数は3,500件ほど。ウェブでジオン(ALTA)症例はかなり多いと力説。…が痔ろうには関係無い治療法。胃腸科肛門科メインだが、内科も整形外科も皮膚科も院長先生一人で診るらしい。入院施設あり。病院施設の写真は、建物外観の一枚のみ。

 

口コミはこちらも3件。

「院長先生一人での診察なので待ち時間は長い」

「院長先生は口数が少ないが、沈着冷静で知識も豊富で」

「口は悪いが、腕は確か」

 

病院選びの結論

  1.  経験豊富な先生のいるところ。
  2. 説明の分かりやすい先生がいるところ。
  3. 入院中快適に過ごせるところ。

 

以上の3点から、A病院に行くことにした。webからの印象だけで、実際にそうなのかは分からない。「インターネット!そんなところで宣伝しないわ!」という昔気質の名医がどこかにいるかもしれない。

 

自分の引きの強さを信じるしかない。