入院3日目・手術後1日目 - ぼくの痔瘻が治るまで

手術当日はすぐに寝てしまい、朝は5時に自然と目が覚めた。トイレを済ませブログの下書きを書いている。57時間近く満足な食事をしていないので、今日から始まる食事が楽しみで仕方ない。

7:00 検温と血圧測定。手術着から着替える為に蒸しタオルを持って来てくれる。手術翌日は入浴禁止だが熱々のタオルは気持ち良い。今日は安静にしているのだが座っても構わない。

ただ患部が痛みや重くなってくるので、長い時間の着座は避けてくださいとのこと。確かにこのブログを書いている時も患部が重くなり横になることがある。

朝食

低残渣食ということだが普段の私の朝食からすれば十分である。常食になるとどれほど豪華になるのか？変な期待を持っている。まずは肩慣らしからといったところか。ご飯がこんなに美味しいとは、、、改めて食べ物の有り難みが分かる。

術後にお世話になる薬

手術翌日から7日間毎食後に飲み続ける薬として、

ロキソニン✖️1錠（痛み止め）

マーズレン✖️1包（胃薬）

ヘモナーゼ✖️1錠（抗炎症剤）

ガーゼ交換は術後1週間位は頻度が高くなり、その後少なくなってくる模様。

ポステリザン✖️1cm（痔疾用軟膏）

出血や浸出液が多い時用でナプキン。ナプキンは妻が購入してくれたもの。もし私が独身であったらAmazonで買うことになうだろう。便利な世の中である。

点滴と先生の回診

フルマリン静注用1mg

大塚生食注100ml

ソルデム3A500ml

昨日の術後に行った点滴と同じもの。なくなり次第終了。

回診では異常もなくガーゼ交換を行っていただく。刺激物をここ何日も経っているのでコーヒーを飲んでいいか？聞いてみる。常食になる明日以降はOKとのこと。明日からの楽しみだ。美味しいドリップコーヒーを用意しているのだ。

ただし飲み過ぎには注意とのこと。

座る生活と最初の排便への準備

朝起きてから座ることが多くなる。寝たきりも良くなく、座りっぱなしも良くないとのこと。患部に痛みが出たら無理をしないことだ。放送大学の予習で数学の問題集を解いているが、30分ほど座り、5分横になるようにしている。無理をしていないのか痛みは感じない。

最初の関門の排便が待っているのだ。お昼近くなりお腹がゴロゴロしてきたのが分かる。昼食後には術後の初排便になるはず。アドバイスは息まないことに尽きる。便の硬さは腸内コントロールしなければならず、医師に相談して整腸剤の力を借りなければならない。食生活の改善はすぐに効いてこないからだ。

排便時にはガーゼの交換をするのだが、手間取らないように一度練習してみた。出血も無く、浸出液もほぼ出ていない状態。見えない場所へ貼るガーゼ交換は慣れないと難しい。トランクスからだブリーフに変えているので、パンツの間に挟む感覚でフィットさせることができる。

昼食

この昼食までが低残渣食。ジャガイモとはんぺんの煮物。味噌汁の具はまだ無い。お腹の具合を考えての食事で消化を考えてのことである。大腸内視鏡検査前日に指示された食事制限と同じような食材が出てくる。次の夕食から通常の食事に戻る。持ち込んだ妖怪ウォッチふりかけの活躍する時がくるようだ。

術後始めての便通

昼食後にすぐにお腹がゴロゴロしてきてトイレに座る。今日の朝から低残渣食なので、固形物はほどんど出ていない。便の傷口に対するファーストアタックはどれほどのものか？とにかく緊張していた。「9割が水」なのでほぼ痛みを感じなかった。

続いてウォシュレットである。むき出しの傷口に水をあてるのである。最近はほとんどないが、擦りむいた箇所に水をあてるとしみるのは分かる。子供の頃に何度も経験している。それ以上の痛みがすると予想していた。ボタンを押す前に、水量の目盛りを確認する。外出先のウォシュレットが水量MAXになっていてびっくりすることがある。あれを避けるためだ。

病院のトイレは目盛りがMINだと肛門に当たらないことはリサーチ済。MINから徐々に目盛りを上げる。肛門に当たったが痛くない。5秒ほど当ててトイレットペーパーで拭く。拭くというよりは水気を取るためにあてるだけ。決して擦らない。

それを3回繰り返す。トイレットペーパーにほんのり血が付いているが、鮮血というほどではない。すぐにガーゼをあてた。

固形の便が出るとき、また覚悟しながら行わなければならない。