ぼくの痔瘻が治るまで

痔瘻(痔ろう)の発症から手術入院そして完治まで。

術前検査 -触診と問診、血液検査-

手術に向けての検査

9/4からの手術にあたり術前の検査がある。たいていの手術の場合には行うであろう内容と一緒だ。血液検査と血圧の検査。入院の2週前に来て欲しいと以前から言われていた。早すぎても遅すぎてもダメなようだ。

お盆休み真っ盛りの8/15午前中に病院へ。お盆ということもあり患者さんは少なめ。待ち時間が殆どなく入院時の問診票の記入をする。

今までの病歴や家族構成、緊急連絡先etc7月の人間ドックで指摘された「血小板減少症」を問診票に記入。14歳ころから経過観察の病気である。あとは胆嚢ポリープ。こちらも経過観察。「緑内障の疑い」もあるが、こちらは術前検査終了後に、眼科で診断を受けるのでまだ「疑い」の段階。問診で説明することにした。

先生の診察。視診と触診をして頂く。おでき痕は押して痛いかどうかを聞かれる。

私「痛くありません」

先生「では内診をしますね。これはどうですか?」

私「痛いです!!!!!」

先生「痔瘻の状態は変わりなしですね」

血小板減少症

先生から血小板減少症のことについて質問される。14歳の頃から。1ヶ月検査入院で骨髄や髄液などを調べたこと。結果原因不明との診断だったことの3点を伝える。

先生「ピロリ菌の検査はしましたか?その頃はしてないかな?」

先生の説明によると、血小板減少症の一因としてピロリ菌があるとのこと。「その頃は…」というのは当時はピロリ菌との因果関係が不明瞭だったらしい。肛門科であるので、それ以上の話はされていなかった。

人間ドックの結果を持参していたので見せると、数値も13万以上なので問題は無いであろうとのこと。「血が止まりにくい、歯磨きで血が良く出る、ぶつけるとすぐ青アザになる」このような自覚症状もないので、今回の血液検査で数値が変わらなければ手術を行うとのこと。

続いては看護師さんから問診票の確認を受ける。サラサラッと書いたがやはり手術なのであろうか、結構細かく質問された。

経過観察の胆嚢ポリープでの投薬の有無。あとは肛門科の受診後、正常眼圧緑内障の精密検査を受けてくること。検査結果もその場で教えてもらえるので、場合によっては点眼薬が出るかもしれないと。

看護師「大腸内視鏡検査の薬と相性の悪いものもあるかもしれないので、分かり次第教えて下さい」

局部麻酔で30分ほどの手術でも万全を期すとはこの事なのかと思う。

看護師「その他何かありませんか?」

私「6歳の頃から蓄膿症です」「2年ほど前に骨折をしました」「初期の食道炎と診断された」

問診票には(できるだけ細かく記入)と書かれていたが、聞かれると意外と出てくる病気の数々。看護師さんは全てを問診票に記入。それぞれに必ず「薬は?」「手術は?」と細かく聞かれる。

もしものときに備えて、万全の準備をしていただけるのは安心だ。手術を受ける側も、「これはいいだろう…」と自己判断せずにどんどん言うべき。私の場合のように、血小板減少症で血が止まらなく恐れがあればそれなりの事前対応ができるだろう。薬の飲み合わせでどんな副作用が出るか分からない。このようなリスクは最小限に抑えるべきなのだ。